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低農薬のワケ〜主食だからこだわりたい安全〜
なんで香川であきたこまち?〜高品質を保つ強い米〜
山田米ってなに?〜米作りに適した土地〜
主基斎田ってなに?〜国に認められた名産地〜
低温保存米って何?〜おいしいお米の保存方法〜NEW!
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低農薬のワケ〜主食だからこだわりたい安全〜

当店のお米は農薬や化学肥料をあまり使っていません。
農薬は種籾の消毒に一回使用しました。
化学肥料は田植え時に一回使用しました。

他は一切使用していません。


なぜ農薬や化学肥料を使わないのか?

農薬に関しては簡単です。


自分たちが食べる米だから

です。
当店の米生産は、元々営利目的というよりも、私の家で食べる為の米を作る事を主目的にしています。
必然的に安全性には気を遣っています。
そうして、長年作ってきたわけですが、ある時農薬を試しに減らしてみました。
そうすると、減収になると思われがちですが、別に変化しませんでした。
それじゃあ、って事でドンドン減らしました。
農薬が体に良いわけありませんし、農薬を減らしても収穫が変らないなら、それが最上です。
それで出た結論は、『農薬なんかやらなくても稲はしっかりと育つ』です。

化学肥料も、つまり農薬と同じです。
当店では田植えの時、根本に少量の化学肥料を植え込みます。少量ですので、刈り入れ時には完全に散ってしまいます。
また、前年の稲藁をそのまま田に入れていますので、それだけで十分肥料はまかなえます。有機肥料になるので、効果も持続します。
当然、味は断然良くなります。

というわけで、農薬や化学肥料を使うメリットがほとんど無いため、当店では好んで無農薬化や稲藁の使用をすすめています。

なんで香川であきたこまち?〜高品質を保つ強い米〜

この疑問はもっともです。
まず、当店の米作りですが、元々兼業農家だった私の家で、私の父親は農業を趣味としています。
おかげで、小さな農家のわりに乾燥機、籾摺り機、低温保温庫(お米の保存にかかせません)、ルーフ付トラクター、大型乗用コンバイン、4条植乗用田植機等々、無駄にハイスペックを誇っています。

そんな中、父親はいわゆるブランド米を作ってみたいと常々思っていました。
しかし、コシヒカリは台風の風や病気に弱く、作るのは大変です。
そんなとき、父親のお兄さんが試験的にあきたこまちを作ってみると、かなりおいしいとの事。
また、コシヒカリよりも風や病気に強く、普通に育成するという情報も入ってきました。

そこで、思い切ってあきたこまちを作ってみたのでした。
結果、これまで作ってきたお米と同じように作っても、ちゃんと育って当然味は良くなりました。

この中で、稲が強いというのは非常に重要です。
どんなにおいしい品種でも、倒れた稲から取れるお米は、全然おいしくないのです。

以上が香川であきたこまちを作っている理由です。

山田米ってなに?〜米作りに適した土地〜

山田米とは、当店が所在する香川県綾歌郡綾川町山田下の山田のことです。
町政がしかれる前は山田村でした。
その山田村産のお米を山田米と言って現在の魚沼産のような高級米として知られていました。
その理由は、仁尾太陽博や、現在ニュースでもよくやっているように香川県の少ない降雨≒日本一の日照時間です。

この日本一の日照時間により日照時間的には米の生育に香川は最適なのです。
もちろん、度が過ぎれば渇水になり干上がってしまいますから収穫できません。

しかし山田村には香川で有数の流量を誇る綾川が流れています。
※現在ではこの綾川に3つのダムが造られていて、綾川上流域の町内で農業用水に困る事は滅多にありません。
しかも、この綾川の流域にあたるため山田村の地質は砂地です。

良い米を作る条件は、良い水と、太陽と、水はけの良い土地です。
この条件を備えた山田村が米の名産地となったのは必然でした。
そして、大正天皇の即位式で使用した主基斎田もあるのです。
主基斎田については次項で詳しく述べます。

主基斎田ってなに?〜国に認められた名産地〜

天皇即位式典の大嘗祭に供奉する新穀を栽培する田を斎田という。
斎田には、主基と悠紀の2カ所が決められるが、大正天皇の即位にあたり、綾歌郡山田村(現在の綾川町山田)に主基斎田が勅定された。
1914年大正3年)2月、宮内大臣から、「来ル11月13日行ハセラレルベキ大嘗祭の斎田ハ香川県ヲ主基ノ地方ニ勅定相成候・・・」の通知が知事にあり、これに基づき知事は斎田及び斎田奉耕者を決定した。奉耕者は、選考の結果、山田村の岩瀬辰三郎氏に決定した。県、村、奉耕者がこぞって準備をしていたところ、4月11日、昭憲皇太后の崩御により即位の大礼、大嘗祭は延期となった。関係者は大変驚いたが、その状況は「県民ノ失望限リナク就ク奉仕者ハ落胆ノアマリ遂ニ発病スルニ至リ・・・」と文書に残されている。その後斎田はそのまま存置と決定され、1915年(大正4年)に実施される事になった。同時に「斎田作業行事予定」が決められた。
主な行事は「5月27日 田植」、「9月18日 抜穂」「10月10日 籾摺」、「10月11日 精白」、「10月16日 供納米、県庁を経て京都に出発」、「10月18日京都着」と4月18日から10月18日の間を52項に分け詳細が定められている。また、この主基斎田を実施するための経費は、当時の金額で、県費15,552円、郡費1,913円、村費2,677円、奉耕者678円で合計21,820円となっている。これは当時の平均月給30円に比べ大きな経費である。
現在、綾歌郡綾川町山田上に「主基斎田の碑」、三豊郡豊中町に「主基斎田御筵の碑」、「主基斎田風俗歌の碑」、綾川町山田上に「主基斎田耕牛 千代号の碑」がそれぞれ残っている。
また、主基斎田を記念し、1915年(大正4年)には、郡立主基農林学校が滝宮村(現在の、県立農業経営高校・綾南町大字北)に設立された。

というのが、主基斎田です。
現在でも毎年6月に御田植え祭というのをやっています。
今年の御田植え祭の様子です。
ちなみに、私の曾祖父は大正時代、この主基斎田で実際に田植えを行いました。

低温保存米って何?〜おいしいお米の保存方法〜

おいしいお米の保存方法は、玄米のまま一定の低温で保存することです。
お客様の自宅でも、買ってきたお米を冷蔵庫に入ることにより、品質をある程度保つことができます。
冷蔵庫に入り切らない場合は、玄米で保存してください。精米して常温保存すると一気に品質が劣化します。

当店では、専用の保冷庫によりお米を年中一定温度、一定湿度に保っています。
このため、年中、新米並みのおいしさを保つことができるのです。


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